多くの野鳥や動物と共存する自然豊かなオーガニックガーデン
~農薬を使わない庭の土壌改良1・銀河庭園~
DATE
施設名 | 銀河庭園 |
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所在地 | 北海道恵庭市牧場277-4 |
写真撮影者 | (株)タクト |
施工者 | 株式会社アレフ・えこりん村 |
対象植物 | 草花 |
使用製品 | 大地肥/クラシック元肥/バイオゴールドオリジナル |
施工背景
広さ10ヘクタールの敷地に数多くのテーマを持ったガーデンとエリアがある銀河庭園。2016年よりガーデンデザイナー吉谷桂子さんがスーパーバイザーとなり、より花が多く、親しみやすいガーデンを目指して進化を続けている。テーマガーデンの一つの「銀河フラワーボーダー」は、2016年秋にもともと通路脇の草地だった場所を開墾して土壌改良を行い造成された。2017年には対面の通路脇も開墾し、2018年に50メートルにもおよぶ花溢れるダブルボーダーが完成した。土壌改良は吉谷桂子さんの「結果が読みやすく効率のわかる有機肥料」という希望と土壌分析の結果をもとに、大地肥を基本とした計画が練られた。
2018年、2019年には同手法でダリアボーダーが作成された。
施策
◆1)土壌分析 2)土壌改良
採取した土壌を調査し現状の様子などを確認したところ、肥料的な成分は少ないが、草が生えていた場所は固くなく、自然に植物の根の張りやすい環境になっている状態だと判断できた。
提案では、新たに植える植物を活着させ、花を咲かせ、より生育して行けるよう、現状土のよさを活かしたまま、徐々にさらに土を良くしてゆく資材や肥料などを提案し、施工していただいた。無茶な施肥などを行っていない、環境に合った土が保たれていれば、その土地に適した土として、よりよい栽培環境が実現できることが確認できた。
まとめ
- ・土壌分析の結果、肥料的な成分は少ないものの土壌環境は比較的よいことが判明。
- ・現状の土のよさを生かしたうえで、さらに植物が生育しやすい環境を高めるような土壌改良を提案。
- ・北海道恵庭市の風土にあった栽培環境を整えた。
- ・
- ・【その他】
- ・多くの野鳥や動物と共存する自然豊かなオーガニックガーデン~農薬を使わない庭の土壌改良2・銀河庭園~
ボーダー造成の通路 通路横、植栽はないが草が生えていたところを開墾し、ボーダーへ造成 大地肥の混和準備 堆肥とともに大地肥を撒いて花壇造成の準備。 大地肥の混和準備 大地肥を使用すると、表土に大地肥を撒いて耕運機で混和するだけの簡単な作業で終わる。 大地肥の混和準備 植栽地でなかったところをよりよい土に育てるため、通常量より多めの大地肥と元肥を施用。 大地肥と元肥 たっぷりと大地肥(堆肥)と元肥を土壌に混ぜ込んで、すぐに植え付け可能な豊かな土へ。 耕運機でたがやす 大地肥を撒いたら、耕運機で耕しながら混ぜるだけ。 造成したらすぐに植え付け 耕運機をかけて準備したら、すぐに植え付け可能。たっぷりの植物を植え付ける準備が短時間で終わる。 大地肥は北海道でもすぐに効果を発揮、ボーダーは見応え十分に生育できた。 大地肥は北海道でもすぐに効果を発揮、ボーダーは見応え十分に生育できた。 デルフィニウムの返り咲き 春に咲くデルフィニウムが土壌改良の結果、株が充実し秋にも返り咲き、驚きの生育を見せた。 ダリアボーダー 銀河ボーダーと同じ手法によるダリアボーダー。驚くほどのダリアが開花した。 ダリアボーダー 銀河ボーダーと同じ手法によるダリアボーダー。驚くほどのダリアが開花した。 ダリアボーダー 大地肥により土が育ち、肥料を吸収し、開花数の多さに加え、花は大きく長持ち。 ダリアボーダー さまざまな品種のダリア、宿根草、草花が絵のように開花した。
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