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【土壌改良成功のために】ガーデナーのための土壌基礎知識~植物を育てるのがラクになる夢のような土とは~

【土壌改良成功のために】ガーデナーのための土壌基礎知識~植物を育てるのがラクになる夢のような土とは~


植物が育つための要素として、欠かせない土。しかし、土であれば何でもよいというわけではないのです。
土壌改良を成功させるには、まず、植物が元気に育ち続ける土とはどのようなものなのか、きちんと知る必要があります。

「植物をもっとイキイキさせたい」、「草花が本来持つ力を発揮できる土壌を作りたい」というガーデナーの皆さまに、ぜひ知っておいていただきたい土壌の基礎知識を紹介します。

土壌改良成功のために知っておきたい基礎知識その1「土の性質と役割」


土は、自然界のさまざまな働きにより、何千年、何万年もの時間をかけて作られます。
まず土の主原料である岩石が、物理的風化(※1)と化学的風化(※2)を繰り返すことで細かい物質に変化します。そこへ、枯れた植物や動物の遺体など有機物が腐敗して分解された腐植物が加わることで、セメントのような役割をして物質同士を結びつけ、土が形成されていくのです。

※1:温度変化、乾燥、水や波の力、結氷の圧力、風雨の力、植物の根の圧力など
※2:空気中の酸素による成分の酸化、加水分解など

そのような自然が作り出す「本物の土」の代表例は、日本の天然林の多くを占める広葉樹林で作られる土です。


<広葉樹林で土ができるプロセス> 広葉樹林で土ができるプロセス:枯葉・腐葉土・腐植土
①冬になると枯れた葉っぱや枝、木の実などが地面に落ちます。
②それらは、どんどん朽ち果てて土になっていきます。(腐葉土)
③さらに微生物の力を借りて分解が進み、より細かで黒みのある土になります。(腐植土)


天然林では、多様な微生物たちや小動物が、落ち葉や枯れ枝、動物の遺体といった有機物を分解することで、植物の養分や「腐植」が作られます。その際、微生物が出すのり状の分泌物によって形成されるのが、土の粒が団子状になった「団粒」です。団粒には、大小さまざまな穴があり、そこへ水分や空気(酸素)、養分を蓄えます。

そして植物は、根を張った土の中から養分や水分、酸素を吸収し、茎を通じて枝や葉へ届けたり、地上にある葉で光合成をしたりしながら育っていくのです。

こうしたことから、土には主に次の3つの役割があるといえます。

1)根が健康に育つための環境を作る役割
植物の根は、地上部を支え、養分や水分を吸収する重要な部分です。根が健康でなければ、植物は十分に育つことができません。適度な水分や程よい地温を保つ、通気性がよい、共存する微生物のバランスがよく病原菌が抑制されている、といった環境が根の健全な育成に必要です。

2)養分、水分、空気の貯蔵と供給する役割
植物の光合成や呼吸に必要な要因のうち、大気中から取り込まれる二酸化炭素、酸素、光、温度以外の養分や水分・空気は、土から根を通して吸収されます。土が蓄えている水分・空気は、植物だけでなく、植物の生長に欠かせない微生物や小動物の活動にも利用されています。

3)微生物の棲み場所を作る役割
土にある養分の大部分は、そのままの状態では植物が吸収することはできません。微生物がそれらを分解することで、植物が吸収できる養分に作り替えています。こうした重要な働きをする微生物たちが生息し、活動をする場所としても重要な役割を担っているのです。

土が、3つの役割を果たすために重要となるのが「腐植」です。土に腐植が乏しい状態では、植物が育つための養分、水分が保持されにくくなります。また微生物が存在しづらく、土の団粒化も促進されないため、根が健全に育つ環境ではなくなってしまうのです。

広葉樹林・枯葉から腐葉土、腐植土に変化するプロセス・堆積イメージ

つまり、植物の生長に土は欠かせない存在であり、植物に適した土ができるプロセスには、腐植物や微生物などが密接な関わりを持っているというわけです。


土壌改良成功のために知っておきたい基礎知識その2「土の構造」



植物が育つのに、養分や水分、太陽の光が必要なことはご存じの方も多いと思いますが、土の中の通気性のよさが必要なことはあまり知られていないかもしれません。植物の根は、土の中で呼吸をすることで酸素を取り入れ、体内に蓄えている有機物を燃やして二酸化炭素を排出。そのエネルギーによって養分や水分を吸収しています。また、植物と同じように土の中の微生物や小動物たちも呼吸をしますから、土の通気性はとても大切なのです。

そのために知っておきたいのが、土の構造。なかでも植物が元気に育つ環境を作る最適な構造を、「団粒構造(だんりゅうこうぞう)」といいます。土の性質と役割のところでもお話しした、腐植土が作られる際、微生物の働きによってできる団子状の土の粒が「団粒」です。図のように、団粒構造の土には、大小いくつもの団粒が存在しています。

【団粒構造(だんりゅうこうぞう)】
土の団粒構造(だんりゅうこうぞう)

団粒構造が発達していると、団粒と団粒の間に大きな隙間ができ、団粒の内部には小さな隙間ができます。水やりをしたり、雨が降ったりすると、一旦これらの隙間は水で満たされます。
その後、大きな隙間の水は重力で流れ出るとともに空気が入り込み、小さな隙間は表面張力により水分が保たれます。

【団粒構造の通気性、排水性、保水性】
団粒構造の通気性、排水性、保水性
[左]土が降雨や水やりにより水で満たされた状態(空気を含まない)/[右]重力水が抜け、粒と粒の隙間や孔隙に空気が引き込まれた状態


つまり団粒構造の土は、必要な水分を保ちながら、余分な水や空気は通りやすい、植物が育つために理想的な土壌といえるのです。しかし、団粒同士の結びつきはあまり強くなく次第に崩れてきますので、堆肥や有機肥料での定期的なメンテナンスが必要です。また、薬剤散布による微生物の死滅や重機での踏み固めなどで団粒が壊れてしまうと、再生するのは困難ですので、団粒構造を維持していくことが大切です。

植物が育つのに適した土の構造は、団粒構造であるということをぜひ覚えておいてください。


土壌改良に成功した土は、植物が元気に育つだけでなく管理もラクになる



土壌改良を行うにあたり、土がいかに大切かということがおわかりいただけたでしょうか。
私たちバイオゴールドのタクトは、植物がイキイキと元気に育つ土とは、植物や微生物、地球の循環などと共に作り出される、自然界に存在する「本物の土」が最もよい手本になると考えています。

本物の土は、人が手を加えなくても、植物が元気に育ち続けます。天然林には肥料をやったり土を入れ替えたりする人はいないのに、何十年も何百年も、その姿を保ち続けていますよね? 言い換えれば、土壌改良に成功した「本物の土」に近い土壌があれば、植物が元気に育つだけでなく、人の手を必要としなくなるため、管理もラクになるということです。


【まとめ】
土壌改良の成功に必要なのは、植物が本来持つ力を十分に引き出す土壌環境を築くことです。もし、ご自身のガーデンに対して、「植物がうまく育たない…」「もっと管理をラクにしたい…」というお悩みをお持ちでしたら、まずは使用する土について見直してみることをおすすめします。


▼タクトが開発した『バイオゴールドの土』も天然林等の本物の土を手本にしています

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▼タクトのバイオゴールドについてもっと知りたい方は、Webカタログをご覧ください

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▼その他、土壌改良などのご相談がある方はこちらからお問い合わせください

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2020-10-29 | Posted in | Comments Closed 

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