COLUMN
バイオゴールドの歴史は弱った樹木の回復と共に!その歩みはSDGsへとつながる道でした
私たちタクトは、植物の生長を促すのに必要なのは、植物本来の力を引き出すことだと考えています。
これは創業当初から一貫しており、今なお変わることはありません。
その信念のもと生まれたのが、厳選された天然素材と微生物の力を借りた『バイオゴールド』です。
このバイオゴールドが誕生した陰には、松枯れ対策と向き合った経験が生かされています。今回は、どのようにしてバイオゴールドが生まれたのか、なぜバイオゴールドを使うことがSDGsへとつながるのかをお話しします。
■始まりは1970年、植物の生長に欠かせない微生物の存在
バイオゴールドの歴史は、微生物の研究をスタートした1970年頃にさかのぼります。農学博士の椿俊雄は、植物の生長に微生物が欠かせない存在だということに注目していました。しかし10年以上かけて研究を続けるものの、発見は思うように進みませんでした。
ところが1981年、ある人物との出会いが研究を大きく変えるのです。それが、応用微生物学の権威、山口和夫博士でした。彼と共同開発をスタートした2年後の1983年、ようやくバイオゴールドの源となる微生物を発見することができたのです。
ただしこれは次の一歩に進むための通過点にすぎません。この微生物の力を最大限に引き出す製品が生まれるには、まだ長い道のりを必要とするのです。
■1986年微生物の力を引き出す『天然活性材』が誕生、松枯れに効果を発揮
微生物を発見してから3年後に誕生した天然活性材。その実績が認められ始めた頃、盆栽の神様といわれる村田久造氏から相談を受けることになります。それが、日本中で問題になっていた松枯れです。村田氏の裏庭に群生する赤松も、被害を受けているというのです。しかし天然活性材を施すと、松は見事に復活しました。
村田氏は大変感動され、彼が長年温めてきた盆栽肥料の構想を語っていただくこととなりました。両者の想いが重なり合い、1987年、その構想を形にするための共同開発をスタートさせたのです。
この天然活性剤は現在形を変え、『バイオゴールドバイタル』と『クラシック元肥』として、多くの方にご活用いただいています。
■1988年、ついに『バイオゴールドオリジナル』誕生
村田氏との共同開発から1年、ついに『バイオゴールドオリジナル』が誕生しました。ご存じのとおり、30年たった今もなお、多くの園芸家から愛される主力製品です。その理由のひとつは、盆栽を愛してやまない村田氏の想いが詰まっていることにあるでしょう。
バイオゴールドの三角形という形状は、村田氏のアイデアから生まれたものです。水やりの際に粒が転がることを防ぎ、小さな鉢の上でも安定する。水を上手に受け流し、すぐに溶けてしまわないという、考え尽くされた唯一無二の形状です。
■肥料だけでは足りない?植物に必要な「本物の土」
『バイオゴールドオリジナル』誕生後も、お客さまと共に自然の豊かさを守り続けられるよう研究を続け、新しい製品の開発に務めています。そんな中、2011年に誕生したのが『バイオゴールドの土』でした。
そもそも、どれだけ良い肥料や活性液を使っても効果がでない場合、問題になるのは「土」そのものにあります。
植物がもっとも育つのは、天然の広葉樹林で作られるような本物の土なのです。それをご存じのない一般の方から、「バイオゴールドを使っているのに、植物が思うように育たない」といった問い合わせがくるようになったのが、『バイオゴールドの土』を作るきっかけとなりました。本物の土を目指して作った『バイオゴールドの土』は、土壌微生物が活発に働き植物が新しい根をどんどん伸ばすことはもちろん、使わなくなった際には自然の大地に返すことができます。
▼自然が作り出す本物の土とは?
【土壌改良成功のために】ガーデナーのための土壌基礎知識~植物を育てるのがラクになる夢のような土とは~
■「本物の土」こそが自然を守る!科学的データに裏付けされた真実
微生物の発見から始まり、誕生したバイオゴールド。「植物の生長」を第一に考え研究を続けた結果、「本物の土」こそが、自然界の秩序を守り植物が本来の力を発揮し育つことのできる最高のフィールドであると私たちは考えています。
これは単なる推測ではありません。これまでの膨大な研究データと実績から、科学的に裏付けされたことなのです。私たちが行う、土壌分析も土壌改良も樹勢回復はすべて、「本物の土の力」を引き出すものであり、科学的データに裏付けされたものなので、多くの方にご満足いただく結果を生み出しています。
■『バイオゴールド』と共に歩むSDGsへの道
私たちタクトの製品は、すべて10年もの月日をかけて発見した「微生物」から始まっています。微生物、天然素材、それらを最大限に生かすための研究を続けることで『バイオゴールド』は生まれました。
自然と寄り添い作り上げたバイオゴールドの製品は、使用することで植物たちを元気にすることはもちろん、その植物が育つ大地を自然のありのままの姿に保ち続けることにもつながります。陸の豊かさ、海の豊かさを守るお手伝いができるバイオゴールドと共に、SDGsへの道も歩み続けてまいります。
▼バイオゴールドとSDGsについて知りたい方はこちらもご覧ください!
バイオゴールドのSDGs「庭を愛する人々と共に、自然豊かな社会を守りつづけたい」
【まとめ】
微生物へのこだわり、そして応用微生物学の権威である山口和夫氏や、盆栽の神様といわれる村田久造氏との出会いにより誕生した、生きた土壌を作るバイオゴールド。バイオゴールドの開発をきっかけに、天然素材の肥料や土壌改良材など、現在では多くの製品を世に送り出しています。
そして、本物の土をよみがえらせる土壌改良を行うことで、多くのガーデンをよみがえらせてきました。
▼土壌改良の効果がわかる資料を、無料ダウンロードいただけます
私たちはこれからも、バイオゴールドの製品やサービスを通して、植物本来の力を引き出す土壌改良や樹勢回復を続けてまいります。本物の土を広めることは地球を守ることにもつながっています。
▼自然豊かな社会を守り続ける、私たちのSDGsの取り組み
厳選の天然素材×微生物×タクトの技術=バイオゴールド
▼バイオゴールドによる松枯れ対策について知りたい方は、こちらをチェック
バイオゴールドによる松枯れ対策はなぜ他と違うのか?土壌改良による樹勢回復で解決する理由
2021-03-16 |
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